リフォームコラム REFORM COLUMN

季節に応じたリフォーム

2023.01.25

豆知識

2023年、新しい年の始まりです。

卯年ということで、ピョンピョン跳ねるウサギのごとく飛躍を期し、ご家庭でも事務所でも今年はリフォームをお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで決めなければならないのが、「いつリフォームを行うか」です。

いつ工事を始めて、いつまでに完了するかの計画を立てることが前提となりますが、春夏秋冬の四季ごとに工事期間や注意点も大きく異なります。

今回は1年を通して、季節ごとのリフォームのメリットやデメリット、それぞれのシーズンにおススメしたいリフォーム内容について紹介します。

 

目次


  1. 春のリフォーム
  2. 夏のリフォーム
  3. 秋のリフォーム
  4. 冬のリフォーム

1 ,春のリフォーム

リフォームする季節で、もっとも人気なのが春です。
気候がもっとも安定しており、外回りの工事は風雨の影響を受けず、当初の計画通りに進むというメリットがあります。暖かいため、生活をしながら工事をする場合もエアコンなしで快適に過ごせます。

 

春はご家族の入学・進学や、就職・異動などで新生活がスタートする季節です。家族構成やライフスタイルの変化に合わせ、リフォームする方が多いのも人気の一因です。また、自治体によっては新しく補助金が交付されるケースがあります。補助金は年間の予算額が決まっており、人気がある場合はすぐに終了してしまうため、募集が始まったばかりの春であればもっとも有利な補助金を利用しやすいメリットもあります。

その一方で、春はリフォームが殺到するがために、大工や職人の人手不足になりやすいというデメリットがあります。依頼をしてもすぐに工事が始められないことも多々あるため、春にリフォームを行う場合は数ヶ月前から早めに計画・予約しておくことをおススメしています。

春におススメのリフォームは外回りに関する工事です。いずれ到来する暑い夏にも備えて、ウッドデッキやサンルーム、バルコニーなど、天気のいい日に工事が必要とされるリフォームを優先して選ぶといいでしょう。

 

2,夏のリフォーム

夏は日中の日照時間が長いため、1日における工事時間を長く確保でき、場合によっては当初の予定よりも工事が早く終わるというメリットがあります。大規模な工事となれば仮住まいが必要ですが、お子さんの夏休みに合わせられれば通学の負担も減らせられます。

 

一方で、夏の始まりとなる6月、7月は梅雨のシーズンのため、屋根や外壁のリフォームは雨の影響を受けやすく、工事期間が予定よりも伸びてしまうことが考えられます。そして梅雨が明ければ、本格的な夏の到来。猛暑の到来です。住みながらリフォームする場合、エアコンが使えなくなります。また、業者の関係者が頻繁に出入りすることによって、ドアや窓が開けっ放しになるケースもあります。

そんな夏におススメなのが、やはり室内が涼しくなるリフォームです。天井や壁、床に断熱材を入れたり、複層の遮熱窓に変えることで、エアコンの効き目が向上します。床材もフローリングやフロアタイルなどに変えると、ひんやり快適になります。カーペットは梅雨から夏にかけてダニの発生も気になりますので、これの解決にもつながります。夏向けのリフォームは、できれば春までに済ませておきたいですね。

 

3,秋のリフォーム

夏の暑さが落ち着いて過ごしやすくなる秋は、春と同じぐらいリフォームに人気のシーズンとなります。秋雨前線が過ぎれば、朝晩は涼しく、秋晴れの日も多くなり、エアコンもいらなくなります。このころに依頼が集中するので、春のリフォームと同様に、数ヶ月前から早めに工事の予約・計画をしておくことが必要です。

 

春と違って、注意をしなければならないのが台風です。梅雨と違って台風はいつ接近するか予測できず、工事が中断を余儀なくされて延びてしまうことが多々あります。さらに台風が直撃すれば、暴風雨によって工事中の部分が被害を受けてしまい、スケジュールが狂うだけでなく、当初よりも費用がかさんでしまう恐れもあります。近年は11月になっても台風が日本列島に上陸するケースも珍しくなくなってきたため、秋のリフォームは危険がつきものです。


秋には水回りのリフォームがおススメです。浴室の工事期間中は銭湯などを利用することになりますが、汗をかきやすくシャワーを使いたい夏には絶対に避けたいところ。キッチンをリフォームするにしても、外食に出掛けるか、お弁当を買ってくるかになるので、やはり出掛けやすい気候の秋が最適です。また、外構でもコンクリート打設が秋に適しています。コンクリートは打設後、収縮と膨張を繰り返します。一般的に夏に膨張、冬に収縮することでクラックが発生する可能性があります。

 

秋には断熱材を入れたり、床材を変えるなどの防寒対策のリフォームもしておくといいでしょう。日中がまだ暖かい秋のうちに済ませておくと、本格的な寒さが到来した時に安心です。冬は特に、急激な室温の変化で心疾患を引き起こすヒートショックに注意が必要です。浴室や脱衣所のリフォームで、毎日を安全に過ごせる環境を整えておきましょう。

 

4,冬のリフォーム

寒さが厳しくなる冬は工事の依頼が減る傾向にあるため、大工や職人も手が空いています。春先や秋には引っ張りだこだった人気のある業者や有能な職人に、簡単に工事を頼めるチャンスが巡ってきます。そのため、多少時間や費用をかけてでも、完成度の高さを優先させて大規模なリフォームや、質の高い工事を行うことをおススメします。

 

年末年始に親戚が集まる前に!という方が駆け込みでリフォームをされる方もみられます。ただ、デメリットもつきもので、天候の悪い日が多いために低温により塗装や接着剤の乾きが悪く、時には雪や霜の影響で工事が中断してしまう場合もあります。日も短く、夕方5時になれば暗くなってしまうため1日の工事時間が短くなり、工期が長くなってしまうケースもあります。

 


 

サーラでは、100社を超える施工業社の協力会組織を構築しています。協力会には大工や職人さん等、数百人規模のスペシャリストが所属しています。サーラでは、リフォームを行う時期や、ご要望を実現するための相談にも応じていますので、お気軽にご相談ください。

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