リフォームコラム REFORM COLUMN

網戸の適切な取り扱いや取替時期について

2022.10.07

豆知識

10月に入り、本格的な秋の到来です。

気温も落ち着き、秋風が心地いい季節です。エアコンを使わず、窓を開けて網戸で過ごす人も多くなってきます。ただ、蚊やハエなどの虫もまだ気になるところです。

網戸ひとつにとっても、風通しや虫対策、プライバシーや防犯など、さまざまな観点で効果的な機能を持った種類が存在します。

より快適な毎日を送るためにも、網戸のリフォーム、買い替えを考えてみませんか?
長く使うための適切な使い方や、日頃の手入れ方法、張り替え時期についても合わせて紹介します。

目次


  1. 網戸のネットで選ぶ
  2. 網戸のフレームで選ぶ
  3. 網戸の正しい使い方・お手入れ方法
  4. 網戸の張替え時期

1,網戸のネットで選ぶ

網戸にはさまざまな機能を持つネットがあります。網目(メッシュ)のサイズ、色、素材によって特徴が異なります。リフォームや張り替えの際には、設置場所や生活環境、目的によって最適なものを選ぶようにしましょう。

①網目(メッシュ)のサイズ


ネットには広さが異なる網目があり、この広さによって得られる効果や異なります。

・18メッシュ
一般的な網目のタイプで、この網目よりも小さなチョウバエやコバエは室内への侵入を許してしまいます。

・20メッシュ
18メッシュと同様によく使用されているサイズで、小さな虫が入ってくることがあります。

・24メッシュ
18メッシュの倍の細かさがあり、網戸からの虫の侵入を防ぎたい方はこちらのサイズ以上がおススメです。

2,ネットの色

網戸のネットは色によって得られる効果が違います。ブラックは室内から外の景色がよく見えます。グレーはネットに光が当たって反射・拡散し、視線を遮ります。

なるべく鮮明に室内から外の景色を見たい場合にはブラック系の網戸がおススメで、プライバシーや防犯を重視して網戸に目隠し効果を持たせたい場合はグレー系の色が効果的です。

3,ネットの素材

網戸のネットは使われている素材にも種類があり、それぞれによって強度や特徴が異なります。

・ポリプロピレン
石油から作られる化学繊維で、多くの網戸に使用されています。耐久性が良く、柔らかくて軽く、熱に強い特徴があります。

・ポリエステル
合成繊維でできたネットで、ポリプロピレンよりも線が太いため強度があり、耐久性があります。イヌやネコが爪で引っ掻いても破れにくい素材のため、ペットを飼われている方におススメです。

・グラスファイバー
ガラス繊維にポリ塩化ビニルをコーティングしたネットで、熱に強く、穴があきにくい効果があります。火を取り扱うキッチン周りや、日差しの強い場所に最適です。

・ステンレス
鉄、クロム、ニッケルなどによる合金のため、耐久性に優れています。破れにくいため防犯に最適で、ペットがいる家庭にもおススメです。

ただ、加工が難しい素材なため、コストが高くなります。

2,網戸の形状選ぶ

網戸には形状にもさまざまな種類があります。それぞれで特徴や利便性が異なるほか、設置可能な場所も異なってくるため、目的や設置場所の条件によって最適な網戸を選びましょう。

①パネル(引違い)タイプ

横にスライドさせて開閉させる、もっとも一般的なタイプで、引き違い窓用の網戸で室外側につきます。
視界がクリアに見える網戸や、虫の侵入を防ぎにくい網戸、ペットの引っ掻きキズに強い網戸などが活用できます。
レールがない窓には使用できないというデメリットがあります。

②固定式網戸

 室外側につける固定式の網戸で、網戸を清掃する際には室内から網戸を取り付け、取り外しができます。

③ロール式網戸

網をロール状に巻き取る構造で、室内側に設置します。巻き取り方法は横引きタイプと縦引きタイプの2種類があり、網戸を収納したい方や、網戸用レールのない窓などに向いています。
ただ、網戸を巻き取る際に虫を巻き込む可能性があり、網裏を掃除しづらいといったデメリットもあります。

④アコーディオン網戸

 使用していない時はアコーディオンのように折りたたんでおけるタイプで、室内側に設置します。別名「プリーツ網戸」とも呼ばれています。
収納できるため、勝手口や玄関ドア、テラスドアなどに最適です。

3,網戸の正しい使い方・手入れ方法

①虫の侵入を防ぐ


網戸を正しく使用しないと、せっかくの機能も果たしてくれません。窓は基本的に室外側が左に、室内側が右に閉じられるようできています。室外側の窓を網戸と対になる形できっちり壁に付ければ、虫は入ってきません。
また、窓を半開きにする際は注意が必要で、網戸と接する側の窓を半開きにすると、網戸と窓の間に隙間ができ、そこから虫が入ってきやすくなります。
網戸と窓のフレームが重なるように窓を開ければ、虫が入る隙間をなくすことができます。

②手入れのコツ

網戸を一日でも長く使用するためには、日頃のお手入れが重要になってきます。
定期的な手入れとしては、網戸をつけたまま網のほこりや汚れを、布やブラシで落とすか、水拭きで綺麗にします。
年末の大掃除や季節の変わり目、特に汚れがひどいときは網戸を外し、洗剤を使って洗います。この時、手の力を入れ過ぎると網のたるみや破れの原因になるので、注意する必要があります。

4,網戸の張り替え時期

張り替え時期の目安として、主に3つのサインがあります。これらのサインが現れたら、張り替えのタイミングです。

①虫が通り抜けて入って来る

虫が入ってくるようになると、網のたるみや、端の破れや穴あきが原因として考えられます。網戸の張り替え時にネットがしっかり張られていなかったり、経年劣化や、お子さんやペット、掃除する際のダメージによって網のたるみや損傷が生まれます。補修用シートでの応急措置も出来ますが、見栄えは良くないため、張り替えが無難です。

②ほこりがたまる

網目が劣化すると、ほこりが目立つようになります。定期的な掃除でほこりは除去できますが、網戸の劣化が始まっているサインのため、張り替えをおススメします。

③ゴムパッキンやモヘアの劣化

網を固定しているゴムパッキンや毛状のモヘアが劣化すると、柔軟性が失われたり、隙間ができ、網がたわむようになります。網戸を張り替える際には、一緒にゴムパッキンも取り替えた方がいいでしょう。

いかがしたでしょうか。サーラでは網戸の交換から承ります。
お気軽にお問い合わせください。

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